技術情報

赤さび発生の3要因

接合金物の早期(新築施工時の2~3ヶ月)赤錆発生の三要因

日本を代表する設計者が指摘
(一社)日本建築構造技術者協会編の「木造建築構造の設計」(2011年4月20日発行)で、接合金物の早期腐食の三要因について、まとめられており、その対応の重要性が指摘されています。
JSCA版 木造建築構造の設計
※日本を代表する建築技術者らの執筆集
日本を代表する設計者が指摘

要因1:アンカーボルトの基礎コンクリートとの境界面腐食

基礎コンクリートはアンカーボルトの位置決め後、打設されます。コンクリートは水和が終了するまでの数時間はpH14の強アルカリ性であり、亜鉛や亜鉛を主体とする金属の防錆皮膜は強アルカリと反応し、消耗します。水和が終了したコンクリート内部はpH10の弱アルカリ雰囲気でアンカーボルトを腐食から守りますが、境界面は風雨にさらされることになります。亜鉛が消耗した境界面は養生中に赤錆発生にいたります。


デュラルコートは基礎コンクリートの打設時における強アルカリ性に対し高い耐食性を示します。

要因2:木酸との接触腐食

いろいろな樹種の木酸の酸性度は「木材利用の化学」の木材のpH項目にまとめられています。木造住宅の梁に多く使用されるベイマツの木酸のpHは3.75と酸性度が高く、接合金物を早期に腐食します。また、高温乾燥木材の木酸の酸性度が乾燥前と比べて高くなる傾向にあることも知られてきています。
pHとは、水溶液の水素イオン濃度のことです。
pHの値には0~14までの目盛りがあり、7より小さくなるほど酸性が強く、7より大きくなるほどアルカリ性が強くなります。

■「ベイマツ」接触腐食試験(「暴露試験」)

pH3.75の木酸を含むベイマツにボルト孔を開け、防錆処理されたボルトを固定し屋外の暴露。

※ベイマツ以外の高温乾燥材でも同様な傾向を示します。


ベイマツに含まれる木酸のpHは3.75と酸性度が高く、防錆皮膜が亜鉛めっきのような金属皮膜のみでは木酸と反応して亜鉛が消耗し、素材の鉄を早期に錆びさせることになります。

デュラルコートは「ベイマツ」などの木酸に対し高い耐食性を示します。

要因3:銅を含む防腐防蟻処理木材との接触腐食(銅との電食)

亜鉛や亜鉛を主体とする金属の防錆皮膜は防腐防蟻処理された木材に含まれる銅との電食を発生させます。デュラルコートは複合皮膜であり、上部の有機皮膜が銅との電食を防いでいます。

■「防腐防蟻処理木材」接触腐食試験(「暴露試験」)

銅を含有した防腐防蟻処理剤を注入した木材に接触固定し、屋外に暴露。3ヶ月経過

デュラルコートは防腐防蟻処理木材に対し高い耐食性を示します。

優れた耐食性能

異種金属同士の接触によって起こる「電食」に対して
高い耐食性を示します

ステンレス板と防錆処理されたビスを固定し塩水噴霧試験を行う。1,000時間経過

促進腐食試験結果

東京都立産業技術センターにて実施

多彩なコーティング

自由にカラーリングが可能です

樹脂によるトップコート(有機皮膜)であるため、防錆処理とともに様々なカラーリングが可能となっています。これにより、ビスの長さを色分けすることができ、施工時の仕分け・施工後の打ち込み正誤確認がより明確になります。

あらゆる金物にコーティングが可能です

様々な耐久性能を保持しながらも、デュラルコートの皮膜厚さは約15μm程度に抑えられています。そのため、ボルト・ナットなどのねじ部にもコーティングが可能であり、嵌合もスムーズです。

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